【民泊をサポートする周辺業者について】

民泊をサポートする周辺業者について

 

民泊事業は一人ではできません。
物件の取得、リフォームから清掃や実際の宿泊者への対応など様々な事業者が関わっており、いかにして良い事業者と知り合い、関係性を構築するかが民泊成功のカギです。

 

民泊代行業者

民泊代行業者とは、宿泊の予約や電話対応から清掃までの様々な民泊の業務を代行してくれる事業者のことです。
完全代行といって本当にすべて代行してくれる業者と、清掃は別、電話対応は別など一部を代行してくれる業者がいます。
自分で色々な業務をしなくてよい反面、代行料が相場で売上の15~20%取られるため、収益率は下がります。
また通常清掃料は別料金です。
本業を持った上で、ある程度の規模で民泊を運営しようと思えば、避けては通れない道ではあります。
なお、民泊代行業者には国土交通大臣免許が必要です。
一昔前にヤミ民泊という言葉がはやりましたが、ヤミ民泊代行業者はいまだにいます。
大抵免許もない業者はサービスも最低レベルですので気を付けましょう。

 

清掃業者

実感として、民泊の8割は清掃です。
一般の住宅に泊るのが民泊ですから、物件自体のクオリティーには皆さんそこまで厳しくありません。
しかし、同時に宿泊業でもありますから、掃除が行き届いていないとすぐにクレームになり、評価が下がります。
エアビーでいえば★5が評価の基本ですが、清掃が行き届かないと★3や★4には本当にすぐになってしまいます。
遠隔地で運営していると清掃を任せるとサボる業者もいますので(私はひどい目に遭いました)、依頼するときには①適正な料金で、②きちんと清掃完了報告してくれ、③リネンはホテルクリティーで仕上げる、そんな業者を探しましょう。
知り合いに頼む場合でも少なくともマニュアルは作成し、説明しておくことをお勧めします。

 

不動産業者

物件を購入する、賃貸する際の入口と、物件を売却する、転貸するといった出口で必ずお世話になるのが不動産業者です。避けては通れない不動産業者さんですが、一番付き合いが難しいと思います。不動産業者がいい物件を紹介してくれれば民泊は勝ち確定です。しかし、そううまくはいきません。私自身、司法書士として、また不動産業者として他の不動産業者と接している中で、どう接することが一番良いのか正解はありませんが、一般の方に特に覚えておいて欲しい点が2点あります。

まず、不動産業者の優先順位はお金を稼がせてくれる人が一番です。優先順位が高い順に、①他の不動産業者、②地主、③大金持ち、④士業・銀行、以下その他といったところでしょうか。ほとんどの場合、民泊がしたいという一般の方はその優先順位の一番下の方に位置します。もしあなたが①~④に当てはまればよし、そうでなければそのどれかの紹介を得てから不動産業者と接触すると効果的です。結局、反復継続して大きな金額の取引をする又はその紹介をする人がよいお客さんです。そのようなお客さんを目指しましょう。

次に、そうはいっても最終的には不動産業者も人間です。同じ条件なら自分の好きなお客さんに優先して情報を流します。横柄な態度や曖昧な判断、取引や慣習に対する無理解は紹介しようという気を削ぎます。変に下手に出る必要はありませんので、人と人として、普通に人間関係を築くことが長い目で見て効果的です。とはいいつつ、私は訪問するときはなるべく相手が喜びそうなお菓子を持参するようにしています(笑)

 

リフォーム業者

不動産投資でもそうですが、リフォーム代をある程度の精度でコントロールできないと収支の計算ができません。
特に地方戸建て民泊はピカピカの新築ではなく、どちらかといえば中古のボロ戸建て狙いですから、よいリフォーム業者は必須です。
よいリフォーム業者とは①価格以上の価値を生むリフォームを、②スピード感を持って、③自社施工でしてくれる業者さんだと思います。
リフォームはお金をかけようと思えばいくらでもかけられます。
民泊はあくまで事業ですから、収益性に見合ったリフォームをすることが重要です。
自分である程度以上の知識を持ち、水道工事、電気工事、大工工事、クロス工事、外壁塗装、左官工事などある程度細分化した業者網を築きましょう。
丸投げすると収益性は明らかに落ちます。

 

行政書士

自分が行政書士だからいうわけではありませんが、初めて民泊をする人が全部申請を自分でするのは難しいと思います。
私の友人で自分で申請をした人が何人かいますが、私がやれば2週間で終わるところ3か月かかっていたことがあります。
2か月運営が早くできていれば行政書士費用は十分にペイできています。
また、民泊に精通した行政書士を通じて代行業者や不動産業者、リフォーム業者、金融機関の融資の情報をもらうようにすることで、個人では得られない情報が入ることも多々あります。
おすすめは、初回は行政書士に依頼し、やり方をある程度教えてもらって、2回目から自分でしてみるという方法です。
自分のことではありませんが、行政書士などの先生業はお願い教えて欲しいと言われると、嬉しくて結構なんでも教えてくれます(笑)

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