【民泊システムシリーズ④】自動チェックインシステム
チェックインシステムとは?
フロントにおけるチェックイン業務を専用のシステムやタブレットを使って行います。
住宅宿泊事業(いわゆる民泊)ではフロントは不要ですが、簡易宿所営業の許可を取得して180日以上の宿泊日数を目指す場合はフロント又は代替設備が必要です。
この代替設備として利用されるのがチェックインシステム及びタブレットです。
玄関にタブレットを設置しておき、ビデオチャット等で本人確認をしたうえでチェックインしてもらいます。簡易宿所で家主不在型の営業を目指すのであれば避けては通れない所です。
何ができるのか?
チェックインシステムで主に重視されるのは、宿泊者の本人確認と宿泊者名簿の管理です。
本人確認は、施設に固定したタブレットからビデオチャット等で通話をして行います。
基本的にホストがビデオチャットで対応することになりますが、中には多言語対応のコールセンターで代行してくれる業者も存在します。
宿泊者名簿の作成については旅館業法で義務付けられており、各自治体が定める項目について記録・管理しておく必要があります。住宅宿泊事業の場合も2ヶ月に一度宿泊者を行政に報告する必要があるため、宿泊者を一括して管理するシステムは必須です。
チェックインシステムには宿泊者のデータをまとめてダウンロードできる機能が備わっているものがほとんどです。多くのOTAに登録していれば、宿泊者の把握にも労力がかかりますので、一括管理できるのは大きなメリットです。
どんな人に必要か?
まず、対面で本人確認ができない家主不在型で運営する場合は必須です。
また、複数の物件を複数のOTAに登録している場合も、宿泊者情報の管理の面から見て必須と言って良いでしょう。
サービス一例
アプリをダウンロードすればすぐに使える必要最低限のものから、コールセンターでゲストとやり取りまでしてくれるものまでと、サービス内容は様々です。
当然、サービス内容が充実するほど月額料金も上がりますので、必要にあったものを選びましょう。
また、ホテルシステム・スマートロックとセットになっているものが多いので、一つのサービスでどこまでできるのか、よく確認する必要があります。