【民泊事例コラム①】予想外に高い消防工事費
民泊事例コラム~予想外に高い消防工事費~
さて、今回は会社で借り上げている物件の失敗談をお伝えします。
湘南エリアで懇意にしている不動産業者さんから珍しく民泊可能な賃貸のご紹介がありました。
場所を聞くと箱根の主要駅から徒歩3,4分と抜群の立地です。
賃料も30万円ということで、ひとまずノールックで申し込みをし、早速現地へ。
オーナー立ち会いのもと、リフォームが必要な部分の確認をしつつ、諸条件を交渉し、無事に契約しました。
変わっている点として、
①リフォームなどはいくらでもしてよいが現状でそのまま貸すのでオーナー負担は無し
②民泊の許認可が取得できなければ白紙解約可能
③コロナ終息まで家賃減額
④転貸OK
というまずまず借主有利な内容です。
事業予算はリフォーム代300万円、消防工事費40万円、礼金敷金等契約初期費用200万円、家具家電100万円とざっくり見込んでいました。
ところが、消防工事費の見積もりが250万円で出てきたので驚きです。
当初の費用は消防工事を「特定小規模施設用自動火災報知設備」でする前提でしたが、今回の物件は木造3階建てで構造上特定小規模の特例が使えないということで、どうしようもないことが判明しました。
相見積もりを取ってなんとか150万円に抑えましたが、それにしても大した工事内容ではないのに消防工事の高いこと。
消防工事の際は消防署の指定業者を使わないといけないというルールがあり、業者に消防のOBが天下りして、価格が一定額以下に下がらないようにカルテルを組んでいるせいという噂がありますが、真実は闇の中です。
消防工事の見積りはぜひ事前に取りましょう。